自分もこの14年間でカメラ関係にいくら散財したのか調べてみた



どっかのブログで大喜利みたいにやっていたので、自分も散財している自覚があるだけにちょっと気になったので当時のバカな歴史を辿ってみました。

あの手この手で家計から捻出させて、そこそこに金注ぎ込んだ印象はあるのですが、記憶が頼りになっているので自分にとって都合の良いイメージを元に、細かい金額は怪しい上メディアやバッグなども入れるとより痛い結果になりますので、ざっくりカメラとレンズ関係だけで算出してみることとします。

レンズ沼
画像出典:pbs.twimg.com

カメヲタ業界ではレンズ沼という言葉があり、麻薬のポスターをインスパイアされたこの図の通り、地獄のスパイラルがあります。
ご多分に漏れず自分もガッツリ沼に沈み込み、家族の軽い軽蔑の目と戦う日々です。

そもそもなんでこんな惨劇になっているのかというと、子どもが産まれたのを記録に残そうとデジタル1眼レフを買ったのがきっかけです。
そして同じ頃、近所にカメラマンが住んでることが判明してプロ機材を借りては禁断の味を知ってしまい、車→カメラ→車→カメラという順番で散財してきました。

車と同じく、持ってることで満足してしまうタイプなので、早起きして撮りにいくとか、何時間も粘ってこの画を待つと言った努力系な事は一切しません。

ほぼ運動会と旅行スナップのためだけに存在してる感じなので、装備の更新には多少のネゴシエーションは必要でしたが、「子どものために」という大義名分を印籠代わりに、家族会議を乗り越えてきました。

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Canonへのお布施履歴

2004年 子どもが産まれる


画像出典:Canon
EOS Kiss Digitalズームレンズキット(EF-S18-55mm F3.5-5.6)…約14万
子どもが産まれたのをきっかけに、はじめてのデジタル1眼レフを購入。
この段階ではまだ記録写真的な撮り方しかしておらず、タダで何枚も撮れるとしか思っていませんでした。レンズも標準域をカバーする程度で特に不自由を感じていませんでした。

2007年 レンズ交換をする


画像引用:日経トレンディネット
SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM…約6万
子どもが外遊びをするようになり、より広い範囲が写したくなるという、初めて写欲に目覚めたときです。
レンズ交換カメラのくせ、3年たってようやくレンズ交換をするようになりました。
換算16mmという世界を見て、その伸びと標準域とは違った表現力に笑いが止まらなかったのを覚えています。
レンズ交換の味を知ることになる、まさにレンズ沼一歩手前です。ここでやめておけば良かったです。

2008年 禁断の単焦点を知る


画像出典:Canon
EF50mmF1.8…約1万
俗に言う「撒き餌」と呼ばれる、このレンズさえなければレンズ沼にハマることも無かったであろう、罪深いレンズです。
たった1万円でF1.8というボケボケのアーティスティックな写真(あくまでも本人の中では、です。)が撮れます。
写真技術が上手になったと錯覚される事によって、いかに明るいレンズが素晴らしいかというのを潜在意識に刷り込んで、どんどん良いレンズが欲しくなるというメーカーの策略にまんまと嵌められ、ここから沼に引きずり込まれるわけです。

2009年 ボディ入れ替えと用途ごとに使い分けを覚える





画像出典:Canon
画像出典:OLYMPUS
EOS 30D…中古4万
オリンパス・ペン E-P1 10万

最初に買ったカメラも随分取り残されたスペックになり、そろそろ次のボディが欲しくなってきます。
この頃はカメラよりもファミリーカーが必要な時期でもあり、当時最新だった50Dなどはまだ20万くらいと高値の花でしたので、中古で買える2桁Dで辛抱の時代でした。
そんなときに、宮崎あおいちゃんがCMするOLYMPUS E-P1が登場し一目惚れ。お散歩用カメラという謎用途として30Dを中古で我慢したんだからという事でゴネ倒して買ってもらいました。

2010年 望遠が足りないと感じる

画像出典:SIGMA
SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM…中古7万
そう毎年毎年カメラも買ってられないので、購入のためのプレゼンとしてこのあたりから子どもをダシに使うようになります。
小学校に上がると運動会も距離が一気に遠くなって望遠が足りなくなってきます。
米粒みたいな子ども撮ってもしょうがないだろうと必死に説得し、400mmの焦点距離を手に入れました。
このヘンから完全にイカれてますね。

2012年 スペック厨


画像出典:Canon
EOS-1D Mark2N…中古7万
この頃からは専ら運動会しか撮ってなかったんですが、アレが無いとダメ、これじゃないと撮れないと言い張る時期でして、
カメラの問題では無く腕の問題だと言う嫁に対して、30Dは秒間5コマで、子どもを追うのにはもっと動体撮れるボディじゃないとダメだと言う理詰めで、まさかの秒間8.5コマ撮れる1D2Nを購入。
基本的に、撮った写真を見せる訳では無く自分のPCにしまい込んでいるだけなので、8.5コマになったところで余計にダメ写真が量産されてしまったのは内緒です。

2013年 フルサイズを知る




画像出典:Canon
EOS 5D…中古5万
EF24-70mm F2.8L USM…中古10万
EOS kissX7…8万

自分がkissデジ買った頃に登場した当時40万以上した初代5Dが捨てるような値段で売られてるのを知り、さっそくフルサイズを試すべく購入。
その画質に感動して、これを活かすにはLレンズしかないという事で、24-70のLレンズも財布のヒモが緩んだスキに購入してしまいました。
また、この年にはお散歩カメラとして購入したEP-1もそろそろ古くなってきたなということで、ロクにお散歩しないままに引退。同じEFレンズが使えるということでお散歩カメラの後継には最小最軽量というX7が後継になりました。

2014年 欲しい欲しい病をこじらせる



画像出展:Canon
EF300mm F2.8L IS USM…中古30万。
EOS-1D Mark3…中古20万

さて、運動会用に連射機として買った1D2Nですが、連射しまくった結果まぁまぁ使い込まれてきたので、当時超絶不評で中古価格が大暴落していた1D3をゲット。
この頃にはカメラ欲しい病もだいぶ重症化しており、ボディを買ったらバランスとるためになぜかレンズも買う流れになってきていて、1Dにふさわしいレンズという事で300F2.8、通称サンニッパをついでに買ってしまいました。
ちなみに、1Dはピントが合わないことでプロユースのシェアが落ちた黒歴史の代表格のような地雷カメラでしたが、どうせ自分は日の丸写真しか撮らないのであまり合焦問題は気になりませんでした。

2015年 止まりません


画像出展:Canon

MAPカメラだと、【1000円以上ご購入で送料無料!・代引き手数料無料!】

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EOS 5D Mark3…28万
EF16-35mm F4L IS USM…12万
EF70-200mm F4L IS USM…中古10万
EF100mm F2.8L…10万

フルサイズのカメラがメインになってくると今まで使っていたSIGMAではアラが目立つようになり、段々に純正レンズでは無いとダメだという原理主義的思考に陥ってきました。
ここで焦点距離の穴を埋めるべく、広角レンズ・望遠レンズを揃え、なぜかCanonユーザーなら持って当然と呼ばれる100マクロも勢いで購入。
レンズが良いのになったのに、いつまでも型落ちの初代5D使ってられないでしょうよ、ということで当時最新だった5Dマーク3を迎え入れることに。

2016年 連射機入れ替え


画像出展:Canon
EOS-1D X…中古30万
10年かけて買い漁ったおかげでほとんどの焦点距離もカバーでき、カメラも最新モデル。もういい加減に買うネタも尽きたと嫁さんもホッとしたのもつかの間、知り合いが1DXマーク2を買うということで、今まで使っていた1DXを譲ってもらえる話が舞い込んできました。
高いけど安い!という名言で呆れる嫁をよそに、1Dmark3を中古屋さんに放流していよいよ最高峰にたどり着きました。もうこれで買うものが無くなったねとこの頃は思ったものです。

2017年 ダメ押し

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EF24-70mm F2.8L II USM 17万
ハイそうです、買っちまいました。1DX買っちゃったらもう買うもの無いと言ってしまいましたが、それは嘘です。
カメラ・レンズには修理対応期限というものがあり、販売終了後7年で部品保有期限が切れてしまう問題があります。
使っていた24-70も2019年1月には期限を迎えてしまうので、中古価格もここから崖を落ちるように急落します。
金になるうちに次のモデルにしてしまおうという事で、現行の2型へチェンジ。
子どもも大きくなって、運動会とか撮るには微妙な年になってきましたので、いい加減これで打ち止めにしようと思っておりますが。。。

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気になる総計は、、、

約230万。。。
やっちまいましたね。
売った分ももちろんありますが、3脚も10万とか平気でするので、補機類等合わせるとやっぱり200万くらいは散財してしまってる計算です。

我ながらよくこんなに買わざるを得ない言い訳を考えついたなと関心しましたが、家族との思い出はプライスレスです。ドンマイ、俺!

機材買いこみ時ママへの言い訳集
「子どもは毎日成長する。同じ姿はもう見られない。今撮らなきゃ」
「大きくなったら嫌がるかもしれない。今のうちに撮らなきゃ」
「こいつがあるとすごく奇麗に写せるんだ」
「これが無いとちゃんと写せない」
「田舎のおじいちゃんにもよく見られるように大きくて奇麗な写真をあげたい」
「知らないうちに故障してる。。。」
「子どもに触らせてて壊れた(鬼畜ウソ)」
「(ママに触らせた後)あれ?壊したな」
「故障してて修理が本番に間に合わないから買ってくるわ」

2chより。




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