懐かしい中古のラリー競技車両【CJ4Aミラージュ】を買いました



最近、ヤングタイマーと呼ばれる90年代のクルマが人気沸騰らしいです。
投機目的なんてのは論外ですが、若い頃に乗っていたのが結婚を機に降り、そして子育てが一段落したのでまた乗りたくなるんでしょうね。
自分もそんな量産型の懐古厨なオッサンなので、ご多分に漏れず90年代のクルマを買ってしまいました。



ただ、自分が選んだ車種は、昨今のネオクラブームやアメリカの25年ルールの影響で高騰しているようなランサーやシビックタイプRというような人気車種ではなく、知る人ぞ知るCJ4Aと呼ばれるミラージュです。
1600ccで175馬力と、所謂リッター100馬力超というステキな仕様なんですが、その存在はシビック人気の裏に隠れて日陰クルマです。
まぁ当時のラリーも、一般人の迷惑にならないように夜の闇にまぎれて人里離れた山奥をコソコソと走る競技でしたので、ちょうどお似合いでしたね。

10年くらい前だったらその筋の人同士であれば、ほぼタダ同然で融通しあえたクルマなんですが、こんなマイナー車ですら今は50万くらい平気でします。
20年前には新車で150万もしなかったクルマなんで馬鹿らしい値段ではあるんですが、ガソリンエンジン・マニュアル車が絶滅危惧種となった今、金額の妥当性はどうあれ、そもそもタマが無いということで、こんなクルマに乗れるのは今後無いかも、ということで今回縁あって譲ってもらうことになりました。
青春時代、ラリーに明け暮れた思い出のクルマですので、今回購入したミラージュもグレードはもちろんRS。
三菱のRSというグレードとはモータースポーツベースで、一般人が乗るクルマには当たり前に付いてるエアコンやパワーウインドウ、快適なシート、時計、アルミホイールというような快適装備がほとんど無い代わりに車体の補強やエンジンやミッション周りで専用の強化品などがついている、お得なのか損なのかよく分からない内容なクルマです。

そんなボロくて、古くて、ボコボコで錆まくっていて、しかも乗り心地が悪くて、うるさくて、エアコンが無いので夏は暑く、中も鉄板むき出しなので冬は寒い。快適とはほぼ対極にあるような車をしばらく愛でようと思います。




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